新・地元を楽しむ お散歩気分の風呂めぐり【第4回】御胎内温泉健康センター
お出かけレポート
今回は肌に優しい泉質で疲労回復などが期待できる『御殿場リゾート富士の郷 御胎内温泉健康センター』を訪ねた。東名御殿場I.C.から車で約20分だが、高速は使わず富士市内のわが家から十里木街道(国道469号線)を走り、裾野へ抜けて約50分だった。
自然豊かな環境の中
富士山の天然温泉でリラックス
源泉名は『富士山金明の湯』。富士山の伏流水が作り出す天然温泉だ。平日の入浴料(3時間)は大人600円、休日は800円、子どもは各日半額だ。シャンプー、ボディーソープ、ドライヤーなどは備え付けのため、タオルだけを持参した。広々としたロビーですれ違った人たちはカジュアルな服装が多く、子ども連れ家族、若者グループ、シニアも目立った。
温泉やサウナで身体のこわばりをほぐそうと期待して男湯の暖簾をくぐり、身体を洗ってから、はじめに気泡が血行を促進する『バイブラの湯』で全身をマッサージした。寝湯にも入りくつろいだ。次に露天に出て39.4℃のほどよい湯加減の『富士見の湯』でのんびり腰湯。隣では外国人親子が自然石に背を当てて入浴していて、小学生くらいの男の子がしきりに英語で父親に話しかけていた。英会話を勉強中の私は聞き耳を立てたが、さっぱり聞き取れず、諦めて目を転じた。仰ぎ見ればピンク色の花咲く低木の築山越しに富士山が美しく、自然石に囲まれた浴槽は透明で清らかな湯に満たされ、きらきらと陽光は戯れるように弾かれて、のどかな春の日だった。

気泡が心地良い『バイブラの湯』

大自然の空気を満喫できる『富士見の湯』
広報担当の根上礼子さんによると、このエリアは1707年の宝永大噴火による溶岩地帯の上にあり、国指定天然記念物の印野熔岩隧道『御胎内』ほかがあるそうで、館名の由来はそこから来ているようだ。
露天にはログハウス風の『富士檜の湯』もあった。緩やかなスロープを歩いてから、その湯につかった。38.6℃のぬる湯の中でじっと肩浴。たまたま私だけで、無言の湯浴みはまるで沐浴のようだった。また富士山の溶岩を使用した洞窟風の『富士溶岩風呂』もあるが、この日は女湯に限られていて入れなかった。男湯と女湯は月替わりで交代するため、5月は男性が岩風呂を楽しめる番になる。テレビ付きの高温サウナもあり、サウナ後に手慣れた様子でひしゃくを使いざぶざぶと水浴びをするサウナーが何人もいた。裸のまま暑気払いのように露天のデッキチェアに寝転ぶ人など、それぞれがいい入浴タイムだ。
館内は清潔で明るい。レストラン『のりのり』で麺に山芋を擦り込んだ鶏が出汁の御殿場名物・みくりやそば(900円)を食べた。隣の席では働き盛りとおぼしき男性が、ボリュームたっぷりのえびフライ定食(1,400円)とレモンサワー(500円)を味わっていた。無料の大広間は天井が高く開放的。座卓の脇に座布団を2枚敷いて寝転び昼寝をした。富士登山の時期には砂走りを下ってきた登山客が余韻を連れて立ち寄るほか、インバウンドも多くなり賑わうそうだ。

具材たっぷりの名物・みくりやそば

開放的な無料の大広間
根上さんは「できるだけ安価にお過ごしいただけるよう料金設定にこだわっています。内風呂、露天風呂、休憩所も広々としており、売店やレストランも充実しています。どうぞのんびりとお過ごしいただき、日ごろの疲れを癒してください」と笑顔で語った。家族連れに大人気のプレイパーク『富士山樹空の森』が隣接していて、豊かな自然に囲まれているため、視覚的にも癒し効果があるだろう。腰痛や肩こりの養生にリピートしたい温泉だった。
(ライター/佐野一好)
御胎内温泉健康センター
御殿場市印野1380-25
TEL:0550-88-4126
営業時間:10:00~21:00(最終受付20:00)
火曜休館(祝日の場合は翌日) 専用無料駐車場あり
記事内にある各金額は取材時のもの / 浴場の映像は施設より提供

複合リゾート施設の一角にある
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